最終更新日 2023年8月29日  

デジタルマーケティングが急速に進化する中で、中小企業は最先端の戦略を追求しながらも、効果的なマーケティング手法についての理解を深めることが求められています。

その中でも、一つの重要な要素がSNS広告です。

リスティング広告なども効果的な広告手法の一つとして認識されていますが、SNS広告との違いを理解し、最適な広告手法を選択することが重要であると考えています。

今回、SNS広告の特徴や得意な点について、代表的な内容をご案内します。

高いターゲティング精度

ユーザターゲティング

SNSの媒体は、利用者の基本的なデモグラフィック情報だけでなく、興味、趣味、行動パターンなど、ユーザーのSNSでの行動履歴(例えば、どの種類の投稿を閲覧するか、どのような投稿に反応するか)に基づき非常に詳細なユーザーデータを持っています。

これにより、SNS広告は極めて精緻なターゲティングが可能であり、特定のユーザーグループにピンポイントでメッセージを伝えることができます。

ユーザーエンゲージメントの向上

SNSは一方向のメッセージ配信だけでなく、顧客と直接的なコミュニケーションを取る場でもあります。

広告を見たユーザーが「いいね」をしたり、コメントを残したり、シェアしたりすることで、広告は単なるメッセージではなく、ユーザーとの対話を生む機会にもなります。

媒体によってはユーザーがその場で広告をシェアすることによって広告メッセージの拡散が可能なためより効率よく広範囲のリーチも可能になります。

ブランド認知度の向上

ブランディング

SNSはユーザーの日常生活の一部であり、広告もその一部として自然に組み込まれます。

FacebookやInstagramなどの各プラットフォームは多くのアクティブユーザーを抱えており、動画やアニメーションなど多種多様な広告を通してブランドの存在を高め、数多くの顧客の記憶に残りやすくします。

ブランディングは経済産業省発表の2022年の中小企業白書の中でも取り上げられており、大企業だけが行う施策ではなく、中堅中小企業も取り組み始めるべきものとしての認識が広まってきています。

SNS広告の利用を行う上では、ブランディング効果も視野に入れて、検討する必要があります。

認知から獲得までの全てのファネルで有効

購買モデル

SNS広告は認知に強いだけでなく、獲得のファネルにおいても効果的であると考えられています。

前述したターゲティング精度の高さだけでなく、顕在層/潜在層にも広告を配信することができるといった点などから効率的を獲得を見込めます。

例えばリスティング広告は、ユーザーが検索エンジンでキーワードを入力したときに表示される広告ですが、SNS広告はユーザーがSNSを閲覧している際に表示されます。

リスティング広告は「購買意欲が高い顧客」に対して強くアピールすることができる一方で、SNS広告は「より広範な顕在層、潜在層」にリーチしやすい言えます。

また、実際に商品やサービスを購入したユーザーがそれについて投稿することでユーザー同士の拡散、販売促進を見込むことができます。

まとめ

SNS広告はこのように精度の高いターゲティングが可能でありブランド認知度の向上や商品・サービスの購入/利用促進、ユーザーエンゲージメントを通してのリーチ拡大など全てのファネルにおいて有効な広告配信の手段といえます。

この新たなマーケティング戦略を採用することで、中小企業は競争力を持続的に強化し、更なる成長を可能とすると考えています。

ぜひ一度、SNS広告の力を試してみてください。
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