最終更新日 2022年10月24日  

ホーム » デジタルマーケティング » Facebook広告 » 中小企業でもできるFacebook広告の出し方!下準備のやり方〜後編〜

前回の記事でFacebookでの広告出稿の際に必要な4つについてご紹介しました。

今回はその「Facebookのアカウント」、「Facebookページ」、「Facebookの広告アカウント」、「Facebookビジネスマネージャーアカウント」のうち企業アカウントの役割があるFacebookページについてより詳細に解説します。

Facebookページのメリットとは?

Facebookページは自社の情報を公開し、企業の「ファン」の獲得に向けてユーザーと接点をもち交流を図ることができます。

ユーザーとの繋がり方は個人アカウントのように「友達」ではなく「ファン」として関わる形になります。
※「友達」になる機能はありません。

1企業1ページという上限はなく、ブランド・商品毎などで登録が可能で、Facebookの個人アカウントと異なり「友達リクエスト」をしてフォローすることは不要です。


「いいね!」をユーザーがすることでファンになれるため、フォローのハードルが低いこともFacebookページを活用する上でのメリットになります。

またFacebookのユーザーでなくても閲覧可能で、より多くのリーチ数を見込むことができます。
Facebookページ内のページビューや投稿のリーチ数など簡単なアクセス解析も可能です。

ここからはFacebookページの具体的な設定方法などをご説明します。

設定『ページ名/カテゴリ/詳細』

個人のFacebookアカウントのメニューから「ページ」押下し、

ページの表示位置

「新しいページを作成」から作成画面に遷移します。

ページの作成

そこでまず「ページ名」「カテゴリ」「詳細」を入力します。

ページ名の設定
  • 「ページ名」は企業名や商品などそのページで何の情報を公開しているのかが分かるものを入力してください。
  • 「カテゴリ」では関連するキーワードを入力すると候補が出てきます。最も近いカテゴリを選択しましょう。
  • 「詳細」の欄ではページの説明を255文字以内で記入することができます。

設定『プロフィール写真/カバー写真』

プロフィールの編集

続けてプロフィール写真とカバー写真を設定しましょう。

プロフィール写真だけではなくカバー写真も設定することで、アクセス数の増加が見込めるので忘れずに設定しましょう。

設定『ユーザーネーム』

ユーザーネームを設定することでユーザーが検索した際にページを見つけやすくすることができます。

ユーザーネームとはページのURLの「https://www.facebook.com/」以下の部分を指し、この部分を分かりやすい独自のものに設定が可能です。

ユーザネームの編集

設定の際は下記のような注意事項がありますのでご確認ください。

  • ページやプロフィールで使用できるユーザーネームは1つのみです。すでに使用されているユーザーネームを使うことはできません。
  • ユーザーネームに使用できる文字は、英数字(a~z、0~9)とピリオド(「.」)のみです。
  • 一般的な語句や拡張子(.com、.netなど)を含めることはできません。
  • ユーザーネームは5文字以上でなければなりません。
  • ピリオド(「.」)や、大文字と小文字の違いによってユーザーネームを区別することはできません。例えば、johnsmith55、John.Smith55、john.smith.55はすべて同じユーザーネームとみなされます。
  • ユーザーネームを利用して他の人になりすますことは禁止されています。(当たり前ですが・・・)
  • Facebookの利用規約に準拠したユーザーネームを使用してください。

次回の記事では引続きFacebookページの作成方法などについてご説明します。

注意点

Facebookページを作成するにあたって、1つ注意点があります。

ここまでの内容を設定することで、Facebookページは誰でも見ることができる状態になっています。
設定が完了するまではページを非公開に設定しておきましょう。

設定方法はまずFacebookページのTOP画面左部にある「設定」を押下します。

設定の位置

すると下図のような表示に遷移するので「公開範囲」を押下し「ページは公開されていません」を選択し「変更を保存」しましょう。

公開範囲の選択

設定が全て完了しましたら、同じ要領でページを公開しましょう。

設定を完了させただけではページは公開されないので注意しましょう。

アクションボタンの追加

アクションボタンとはFacebookページに1つ設定可能で、押すことであらかじめ設定したアクション(お問い合わせなど)へユーザーを誘導できます。

設定したアクションへのショートカットのようなイメージです。

設定できるアクションは決まっており、下図の項目から選択することができます。

アクションボタンの選択
アクションボタンの選択2

ビジネスの目的に合わせて誘導したいアクションを選択し設定しましょう。
設定方法は下図の「+ボタンを追加」を押下することで設定することができます。

ボタンの編集

ページ情報の編集

続いては電話番号、ウェブサイト(自社のホームページなど)、メールアドレスなど自社の細かい情報を入力します。

設定方法はFacebookページのTOP画面左部にあるページメニューの一覧にある「ページ情報を編集」から順にご入力ください。

ページ情報の編集

ウェブサイトやメールアドレスなどがない場合でも該当するものがないというチェックボックスがあるので、そちらをチェックしていただくことで次に進むことができます。

これら全て入力できましたら準備完了です。

Facebookページを活用し自社のファンの獲得を目指しましょう。※FacebookページのTOPには下図のようにページの設定具合が一目でわかるようになっているので、漏れがないかチェックをする際に役立ちます。

ステップの確認

是非広告出稿前に上記の手順を済ませて、スムーズな出稿に繋げていただければ幸いです。


川元 芳晃(かわもと よしあき)

巣鴨コンサルティング代表。中小企業診断士(経営コンサルタントの国家資格)。 金融機関とベンチャー企業での経営企画/マーケティング部門での勤務経験から、中小・ベンチャー企業の資金調達/資金繰り改善/デジタルマーケティングを駆使した集客改善支援を得意とする。