最終更新日 2022年10月15日
コロナ禍で行政からの経営支援に注目が集まり、地上波テレビなどでも事業主が使える補助制度の特集などが組まれたこともあり
「補助金活用してみようかな?」
と一度はみなさんも考えたことがあるのではないでしょうか?
しかし、いろんな補助金がありすぎて自社でどんなものが使えるのかわからない!という相談をよく頂きます。
そこで今回から申請支援のご依頼をいただく代表的な補助金について、解説してみたいと思います。
第一回は小規模事業者持続化補助金について簡単にまとめて解説します。(申請の際には、本記事だけでなく、必ず本記事後半で案内する公募要領をご確認ください!)
小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者が作成した持続的な経営に向けた経営計画に基づいて行う、以下のような地道な販路開拓とともに行う業務効率化の取組を支援する補助金です。
・新しい市場への参入に向けた売り方の工夫
・新たな顧客層の獲得に向けた商品の改良・ 開発 など
現在2022年12月9日締切の第10回から2023年2月下旬締め切りの第11回までの情報が公開されています。
どんな経費が補助対象になる?
以下のような対象経費が設定されています。
WEBサイト関連費は補助金交付申請額の1/4までが計上可能な上限となっている点は注意が必要です。
費目 | 対象経費例 |
---|---|
機械装置費 | 新たなサービス提供の為の試作機械(3Dプリンター等) 販路開拓等のための特定業務用ソフト(3次元CAD等) 生産拡大のための鍋や業務用冷蔵庫など |
広報費 | チラシの外注や新聞広告、看板作成など |
Webサイト関連費 | 商品販売のためのWEBサイト作成や更新 インターネット広告・プロモーション動画作成費など |
展示会出展費 | 出展費・関連運搬費など |
旅費 | 展示会出展時の交通費・宿泊費など |
資料購入費 | 補助業務用の関連図書費用 |
雑役務費 | 補助事業期間に臨時で雇うアルバイト代 |
借料 | 機材や設備のリース代 PR用イベント会場のレンタル代 |
設備処分費 | 販路開拓のためのスペース確保の為の設備処分にかかる費用など |
委託・外注費 | 補助事業遂行に必要な第三者への委託費 |
申請のステップ
本補助金は地域の商工会・商工会へ書類の提出・受領を締め切りまでに済ます必要があるなど、締切前に余裕を持って準備しなければいけません。
またご自身がどの商工会地区なのか商工会議所地区なのか、もあらかじめ確認しておきましょう。
以下フローで大まかな流れをつかんでおきましょう。今回は加点項目に含まれている電子申請するケースで解説します。
STEP1
『経営計画書』および『補助事業計画書』(様式2,3)の作成と、取れそうな加点項目書類の準備
※1.完了前にSTEP2に進んで問題ありません。
※2.並行して電子申請に必要な『GビズIDの取得』と『Jグランツの用意』をしておきましょう。
(申請に時間が掛かることがあるので)
STEP2
商工会または商工会議所に面談予約の連絡をしましょう
小規模事業者持続化補助金の事業支援計画書の交付を受けたい旨を伝えましょう
※繁忙期は予約が中々取れないこともあるので、早めに連絡しておきましょう
第10回は2022年12月2日(金)が商工会議所の事業支援計画書の受付締切になっております。
STEP3
『事業支援計画書』(様式4)の作成・交付を商工会・商工会議所から受け取る
STEP4
Jグランツから必要な申請書類を提出する
※GビズIDやJグランツについての手続きはリンクからご確認ください。
その他の必要書類については、法人・個人事業主・NPOによって違いますし、またどの枠で申請するかによっても変わるので、詳細は応募時提出資料・様式集のp2,3から確認しましょう。
公募要領について
ここまで簡単に概要を説明をしてきましたが、詳細は商工会サイトや商工会議所のサイトから公募要領に記載されております。どの枠で申し込んでみるかや、どの加点項目を狙うかなどぜひ読んでから申し込みを決められることをお勧めします。
最後に
基本的には事業者様で事業計画を書くことを念頭に置かれている補助金なので、事業者様側で考えてただくことになります。
しかしあまり経験がなくどんな風に書いたらいいのか悩まれましたら、是非お気軽にご相談ください(見積もりだけでも構いません)。事業計画作成・添削や申請手続きの補助を承ります。
他の補助業者に頼み採択されなかったものの再チャレンジでも構いません。
豊島区(巣鴨・池袋)近郊の方はもちろん、オンライン対応もしている為全国各地の事業者様のご支援をさせていただきます。
(本記事の最後にご案内します)